おかげさまで、「瞬間直し実践会」は、設立後20年を超えました。これもひとえに、テニス上達に真剣なあなたのような方と、長年にわたりお付き合いすることができたからに他なりません。この場をお借りして、厚く御礼を申し上げます。そして・・・・・
「ウィークエンドプレーヤーが最も厚い信頼を寄せるプロ!」
今や、これが私の代名詞だそうです。(最近、聞きましたが、勿体ないくらいありがたい評価です。)ただ、ここまでの高評価をいただいても、
「時として、なんとも落ち着かない気分に襲われることもあります。」
「ウィークエンドプレーヤーの方々に、“本当の幸福”を届けたと自信満々でお前は言えるのか? 明日この世を去るとしたら、『後世に残るほどのものを、ウィークエンドプレーヤーの方々に伝えることができた。後悔なし!』と言い残し、死んでいけるだろうか?」
こんな自問自答が、湧き出ては消え、消えては湧き出てくるのです。
確かに250巻以上のDVDの中には、貴重なメソッドの数々が収められています。また「5千部売れれば、べストセラー」と言われるテニス書において、すでに4万部以上も売れている「テニスは頭脳が9割」。こちらの印税も、全額、被災地におおくりしています。そして、世界の恵まれない子供達にも個人的に寄付し続けており、「テニスを通して、いくばくかのことはさせて頂いている!」このようには感じています。
ですが、「まだ足りない。」、「何かが足りない。」、「自らの役目を果たした気持ちになれない。」 こんな思いがどうしても消せないのです。
「忙しい中、真剣にテニスに対峙しているウィークエンドプレーヤーの方々に、もっと貢献できる価値の高いことは何か?」
もちろん、それは深い悩みであるのと同時に、ちょっと“ワクワク”することでもあります。例えて言うならば、クルム伊達公子選手に同行した1995~96年のアメリカ遠征。「最高の戦績を収めてもらうために、一体、私に何ができるだろう?」この質問を、“豆腐の角”に頭をぶつけながら考え抜き、結果、彼女が大きな勝利を収めることができた時と酷似している からです。
そして最近。「やっと、ウィークエンドプレーヤーの方々にもっと貢献できることを、私なりに見つけることができた!」このように感じています。それが何か? まずは聞いてください。